« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »

2009年5月

教育研究に際して(2)

=(1)つづき =

 およそひとの子の師たる者は、不断に研究・研修を行うことがとても大事です。

ただし、学校(小・中)現場で教育研究をするに際しては、次のことに十分留意しましょう。

   研究に費やす時間を十分確保

・ネバーギブアップで、がんばればいいというものではありません。ゆとりを持って研究してこそ充実した成果が得られます。

・研究に際しては、全ての学校教育活動を見直し、例年行っている活動でも、精選・整理・割愛し、研究の時間を生み出してから実施に入るべきです。(それをしないから、建前の研究になるのです)

・遅くとも、20:00には、先生方全員が学校を離れることを鉄則とすべきです。(できたら、18:00下校を目指す。それでも違法ですが)

④子どもと向き合う時間を削らない

・研究を始めるとどうしても話し合い(研究協議)やパソコン(文書作り)に時間をとられ、学級指導・授業・行事・クラブ活動等の指導がおろそかになるが、子どもたちの指導が主役で、研究は脇役であることを忘れてはなりません

・いじめ・不登校・学力低下・規範意識の欠如等に対する指導を、研究のためになおざり(手抜き・後回し)にすると、子どもの不幸は言うに及ばず、先生にも必ずその付けが回ってきます。

| | コメント (2)

教育研究に際して(1)

学びつつある者のみが、教えることができる。P_cut034_2

学校現場の教育研究はとても大事です。(自主的研究であれ、指定研究であれ)

しかし、むだな、むらな、むりのある研究は、子どものために百害あって一利なしです。

学校(小・中)現場で教育研究をするに際しては、次のことに十分留意しましょう。

    子どもの目線に立つ

・先生同士の自己満足に陥ることなく、子どもや保護者が「ああ今、先生たちはこんなことに取り組んでいてくれるんだな」と肌で感じられるような研究をしたいものです。

・研究のための研究(空虚な概念的議論)に陥ることなく、子ども(心・頭・体)の健やかな成長を、子ども自身や保護者が肌で感じられるような研究をしたいものです。

    先生自身が満足(喜び)を感じる

・多くの先生は、学校が研究指定を受けると口には出さないが「やれやれ!」と思うのではないでしょうか。転任が決まったとき、「新しい学校は研究指定を受けていないこと」を願うのではないでしょうか。それは心の片隅に、指定された研究がむなしいことを感じているからです。

・建前(格好付け)に囚われたむなしい研究をさけ、研究した結果、子どもがぐんぐん変わり、保護者や校区民が子どもを見て喜んでくれ、先生自身もやりがいのある研究をしたいものです。

| | コメント (0)

研究指定に思う(5)ー子どもの目線でー

子どもの目線で、教育研究を眺めてみましょう。

○中2の数学では、半数以上の子が「授業がよく分からない」と言っているようです。
・1年の一次方程式が解けなくては、2年の連立方程式の学習は無理です。
・連立方程式の指導の前に、式の計算はできるか、一次方程式は解けるかのチェックをしなくてはなりません。
・当然個人のカルテが必要になります。
・プレテスト(事前テスト)をして、カルテを作成するためには、かなりの時間を必要とします。
・しかし、ほとんどの先生がカルテの作成をせず、場合によってはレディネス(式の計算等の能力)のチェックすらせずに、連立方程式の指導をしているのではないでしょうか。

・それは先生が怠慢であるのではなく、レディネスチェックやカルテの作成をする時間がないからです。

十中八九間違いなく、2・3年で雲散霧消してしまう教育研究にうつつを抜かすのではなく、2012

子ども一人一人を大事にする数学の授業にこそ先生の時間を使ってもらいたいものです。

| | コメント (0)

« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »